バリアフリー住宅とは、高齢者やけが人が安全に暮らせるように設計された住宅のことです。戸建てだけではなく、賃貸物件でもバリアフリー仕様になっているところはたくさんあります。高齢者の方は若い世代に比べ、自宅の中で転倒しただけで骨折をしたり、入浴中におぼれてしまうなどの事故が発生しやすいので、一緒に暮らしている家族は注意が必要です。単身世帯の高齢者の方も増えていますが、そのような場合もバリアフリーの住宅なら事故の発生を予防しやすいので安心できるでしょう。
全国の中でも、大都市圏は特にバリアフリーの賃貸物件の数が多いので、物件探しにはさほど困らないでしょう。日本は人口に占める高齢者の割合が高く、今後もその傾向が続くことが予想されているので、大都市圏以外でもこのような賃貸物件が増えていくことが期待されます。それでは、具体的にバリアフリーの賃貸物件はどのような工夫がなされているのでしょうか。まず、玄関部分や室内で段差がないようにしている点を挙げることができます。
室内で段差がなければ転倒する確率が軽減されますし、玄関も段差がないほうが車いすでも出入りしやすくなります。同時に手すりも設置されているところが多いので、外出が億劫になりません。冬場に起こりやすいのが、入浴後に起こるヒートショック関連の事故です。急に高温から低温の空間に移動することで血圧が急上昇するのが原因ですが、これも浴室乾燥機が設置されていれば安心です。
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