親が高齢になると、どうしてもできることが限られてきてしまいます。以前は料理や裁縫や掃除が得意で、人付き合いが大好きだったにもかかわらず、高齢になるにつれて家事はおろそか自分の身の回りのことができなくなってきたり、引きこもり状態になってしまうことも珍しくありません。そのような状況を見聞きすると、「一緒に住んだ方がいいのではないだろうか?」と考えてしまうものです。しかし、同居は同じ親子でもいろんな問題が生じますので、同居するのはあまりお勧めではありません。
ではどうしたらいいのでしょうか?それは近居に住んで、親をサポートするということです。親の状態や行政のサポート内容によっても、かかわり方は異なりますが、料理や掃除ができないという程度であれば週に一度か二度介護ヘルパーさんに来ていただき、自分たちも同じくらいの頻度で訪れるくらいで十分かもしれません。その場合ですと車で30分程度でしたらちょうどいい距離です。しかし、一人でいることにかなりの不安を覚えて、毎日でも顔を見たがるというような状況でしたら車で10分から15分くらいの近居がたいへんおすすめです。
もし、近居に住んでサポートすることに限界を感じた、往復の移動が大変という場合でしたら同居をすることを検討してみるのもいいかもしれませんが、同居をすることで新たな問題やトラブルが生じるのも現実ですのでそのこともしっかりと明記しておく必要があります。
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