核家族化が進んでいる現代では、親世帯との同居を考えているという人は少なくなってきています。経済的な事情があったりすでに介護をしているなどの事情がない限り、子世帯は自分たちの力で自立をしていこうという考えを持っている人が増えてきているのです。最近では共働き家庭が多くなってきているということもあり、自分たちの生活ペースに親を介入させたくないと考えている人や、自分の子供の生活リズムを大切にしていきたいという考えが強くなってきているということから、親世帯とは別居をして自分たちのペースで程よい距離感を保ちながら生活をしていくという子世帯が多くなっています。しかし親はどうしても老いてきますので、怪我やアルツハイマーなどが心配という人は程よい距離での近居がおすすめとなっているのです。
近居であればたまに様子を見に行くということもできますし、自分たちの生活に介入されるということもありません。過干渉気味の親世帯を持っている人にとって近居という選択は、せっかく築き上げてきた自分たちの生活を乱されてしまうのではないかという心配もありますが、近居を始める前にしっかりと話し合いの場を設けて自分たちの意見を述べておいたり、取り決めなどをしておくことによって干渉を少しでも和らげることができますし、自分の家族に迷惑をかけるということもなくなります。自分の親は自分で面倒を見るというのが最近のスタンスとなってきていますので、最低限の配慮としては自分の家族に迷惑をかけないということが必要なのです。
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